前日からの雨でコースの状態が心配されていたのですが!当日は曇り空の天候で、予想していたよりも良いコンディションでレースが開催され一安心です。
朝の9時半からライダースミーティングと開会式が始まり皆さん急に緊張した表情に急変!(編:空気が変わったのでビックリしたよ!)
実際のレースに向けて盛り上がりをみせ始めした。
コースは1周約2.5〜3Km、早い選手では4時間で100周は走ります。実際のレース参加台数は115台、クラスはスーパーエンデューロ(19台+招待選手1台)・エンデューロ(51台)・2時間エンデューロ(13台)といった構成で、10時頃、レーススタート。砂埃を舞い上がらせながら一斉にマシンがコースへ飛び出していきました。
台数が多くコースが狭いこともあり、接触・転倒者が続出!幸いマシンが比較的低速であることもあり、それほど重大な事故につながるようなことはありませんでした。(編:勝手に最後の様子を言うな!!)
トップの選手は間もなくに最後尾の選手を周回遅れにし、コース上はすぐに混戦状態になっていきました。
1時間経過、ゴール近くの集計によると、招待選手の小池田選手がぶっちぎりのトップ、次が11番新里選手。健闘をみせていたのは86番、女性の比嘉選手。ただレースを観戦していると、早いマシン遅いマシンの差がはっきりしていても、現時点で一体誰がトップなのか?教えてくれ〜と参加台数が多いので困っちゃったよ!参加マシンは2スト85CCから4スト450CCまでが混在する中で、マシン自体の性能よりもライダーの技術で早さが決まってくるような感じでした。
前日の雨で砂浜のコースが固くなっている為、タイヤが沈み込みにくく、比較的テクニックのない選手にとっては走りやすいコース条件ではあったようです。ただ、ゴーグルに付いた砂が落ちにくく視界が悪くなる、といったマイナス要因があったことも事実です。
また当日のマシンは、ブロックタイヤとパドルタイヤ(耕耘機のタイヤに似たヘラ付タイヤ)を装着したマシンも目につきました。パドルタイヤは、特に砂地の直線コースで路面に対するグリップ力にまさっているため、特定の条件下では威力を発揮しますが、ブロックタイヤに比べ、コーナーでの安定性に劣るところがあり、難しい選択であるとの事でした。
コースは砂浜の直線とモクマオ林の組み合わせで、高低差はあまり無く、危険回避のためジャンプ台などは設定されていませんでした。
レースには1チームにつき1人〜3人まで参加でき、マシンは2台まで使えますが、コースを走るマシンにはハンドルにリボンを付けなくてはならないルールがあります。また、同時開催で「ちびっこクラス(31台)」のレースも行われましした。
ちびっこクラスはすぐ隣に有る芝生のスペースに作られたコースで約30分後にスタートしました。
参加者多数のため、まずは5〜6才クラスの予選、次に7才クラス、最後に8〜9才クラスに分けて予選スタートです。それに伴い各クラス予選上位5名が午後の決勝Aクラス、それ以下の選手は決勝Bクラスで争いました。
予選を見た感じでは、どのクラスもオレンジのマシンKTMに乗ったちびっ子がスタートからスピードに乗っており、大人の耐久レースとは違い、乗るマシンで結果が決まるようなにも見受けられました。
お父さん達の気持ちとしては「もどかしいの」一言のようで、小学校の運動会以上に熱くなっていたようです。実際、1位になったちびっ子にも「お前はもっと早く走れる!」とハッパをかけていたお父さんもいらっしゃいました。
お母さんは「よくがんばったね。」それでもやっぱり“もどかしい”とのこと。
耐久レースのタイム・順位がわかるのは当日の夜、もしくは明日の朝であるため、表彰式が行われる7:00までは最終的な順位は分かりません。そのため、後ほど送られてくるファックスで結果をしらされる参加者もいたようです。
10年続いた名城耐久レースではありますが、残念ながら来年から当会場がリゾート開発されるため、2月23日のレースをもって終了する予定であると聞かされました。ただし「耐久レースは会場さえ見つかればまた開催したい」といった主催者の新垣さんは言っていたので、参加者の皆さんも期待して待っていてください。