SUPER GT開幕戦で勝利! 幸先良いスタートダッシュを決める!
2024-05-21 しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY
平良響選手奮闘記 しまんちゅレーサーのレース奮闘DIARY!!
今シーズンのレース活動が本格始動した4月。まずは、SUPER GT開幕戦が岡山国際サーキットで開催され、昨シーズンと同じ体制からGT300クラスのシリーズチャンピオンを狙う平良響は、相方の堤優威選手とともに予選2位を獲得する。今シーズンから予選方式が変わり、2選手の予選アタックタイムの合算、かつQ2担当はQ1を走行したユーズドタイヤでのアタックが義務化。さらにスタート時も同じタイヤを装着しなければならず、ドライビングテクニックも問われることになった。そんななか、チームは、昨シーズンから取り組んでいるタイヤ無交換作戦を決勝で敢行。予選から決勝までを同じタイムやで走破するという”スゴ技”を披露できたのは、足元を固めるブリヂストンタイヤのポテンシャルの高さがあればこそ。また、平良がミスなく堤選手へと繋ぎ、そのリードを守りきったふたりの尽力による結果でもある。後続のライバルを引き離しての完璧なレース運びで、ついにSUPER GTで待望の初優勝を手にすることとなった。
なお、これに先立ち、実は海外レースに挑戦していた平良。参戦したのは、ニュルブルクリンク耐久シリーズの開幕戦。あの小林可夢偉を筆頭に、トヨタGAZOO Racing所属のドライバーのひとりとして、野中誠太選手とのコンビToyota Supra Evo GT4を走らせた。今後は、あの「ニュルブルクリンク24時間レース参戦」への参戦も視野に入れた活動となるだけに、夢が広がる。
一方、平良のメインレースであるSUPER GT第2戦は、ゴールデンウィーク真っ只中に富士スピードウェイで開催され、今回はサクセスウェイトがガツンと影響する展開になった模様。レースウィーク中はまだ雪化粧が残る富士山が麗しい姿を見せていたが、チームは予選5位スタートからの6位フィニッシュ。タフな3時間レースを戦い抜いた結果、ランキングトップをキープしている。次の鈴鹿戦も3時間レース。タフな戦いをどう凌ぐか。チーム力の見せどころになるはずだ。
富士のレース後は、鈴鹿でのGTテストを精力的に行ない、そのまま宮城のスポーツランドSUGOへ。シーズン開幕を迎えた
GR86/BRZ cup in SUGOに参戦。18位からポジションアップを見せるなか、まさかの接触……アクシデントに巻き込まれる形で惜しくもリタイヤに終わっている。
スタートダッシュが決まった5月だが、最終的には”泣き笑い”のレース月間となった平良。果たして6月はどんなレース結果が待っているのだろうか? 今後の活躍に期待しよう!