2015 第九戦|OKINAWA EXCITING GYMKHANA
コース紹介
今回のエキサイティングジムカーナは、2015最終戦ともあり、沖縄県を代表とする全日本ドライバー高江選手が気合いを入れて作成。最終戦にふさわしいテクニカルコース。尚且つ、島周りが多く最後のターンと見どころ満載。高江選手からは「横Gを溜めた状態でのアクセルワークが鍵、またその状態から切り返してのターンがタイムに影響すると思います。また、最終戦なので脱輪やパイロンタッチを誘発しやすい癖のあるコースにもしてます。」とのコメントがあった。
チャレンジクラス
- 優勝 小田 賢志 (1分18秒142)
- 2位 菅野 僚 (1分20秒583)
- 3位 David Kasowski (1分20秒915)
- 4位 Chris Rodriguez
- 5位 喜屋武 崇
最終戦を制したのは、1月以来の参戦となった小田選手。S15シルビアでチャレンジクラスを見事卒業。来シーズンから、RRD2へ参戦。RRD2の盛り上がりも楽しみだ。2位はアルテッツアの管野選手。優勝経験もある彼だが、2本目で惜しくもパイロンタッチ。優勝を逃したが、チャレンジ卒業に大手をかけた。3位はインプレッサのデイビット選手。今回はファーストゼッケンのプレッシャーからか、コンマ4秒で2位に届かず。今後の走りに期待したい。
PNクラス
- 優勝 山本 広志 (1分18秒365)
- 2位 宮城 勇気 (1分19秒060)
- 3位 伊波 祐 (1分19秒823)
- 4位 玻名城 守人
- 5位 Steve Figus
今年から始まったPNクラス。最終戦を制したのは86山本選手。初代シリーズチャンプも獲得してる彼だが、一時期はマシンの不調から優勝を逃した時もあった。しかし、完全復活し、完全勝利を飾った。来シーズン、連続チャンプに輝けるか楽しみである。2位はスイフト宮城選手。3連勝に王手をかけたが、悔しい思いをした。それでも彼は必死に山本選手に食らいつき、素晴らしい走りを見せてくれた。3位は86伊波選手。惜しくも2位の宮城選手に追いつきはしなかったが、食らいつきは絶妙である。3位が定位置になりつつあるが、これから挽回する姿が楽しみだ。
RRD1クラス
- 優勝 島袋 弘明 (1分14秒874)
- 2位 川上 雅史 (1分14秒915)
- 3位 高安 博之 (1分14秒995)
- 4位 長嶺 将次
- 5位 高安 司
毎回激戦となってるRRD1クラス。最終戦はこれまで以上に接戦が繰り広げられた。優勝は渾身のターンを繰り出し、ハイレベル戦を制したシリーズチャンピオンにも輝いた島袋選手。もはやレジェンドを呼ぶに相応しいであろう。2位は川上選手。惜しくも4/1000で優勝には届かなかった。悔しい思いをしたが、次戦への手応えを十分に掴んだようだ。こちらも惜しい思いをした3位の高安選手。ロードスターが多い中、AE86で臨んだ最終戦。コンマ1秒で優勝には届かなかったが、来シーズンも見所である。
RRD2クラス
- 優勝 登川 和宏 (1分14秒983)
- 2位 津田 隆史 (1分15秒402)
- 3位 長濱 真也 (1分15秒720)
- 4位 野村 慎也
- 5位 具志堅 興司
優勝者は登川選手。シーズン開幕戦から使用しているリヤタイヤで最終戦に挑んだ。ブレーキングのたびに暴れだしていたが、それすらも手なずけ優勝へと登りつめた。残念ながらシリーズチャンプにはなれなかったが、それもまた来シーズンへの期待が高まる。2位は津田選手。丁寧で安定した走りで登川選手を追い詰めたが、惜しくも逆転ならず。3位は初のシリーズチャンプの長濱選手。コースに悩まされたのか、アンダーが強く感じた模様。但し、来シーズンへの意気込みは強い。ますます目が離せないクラスだ。
RFFクラス
- 優勝 與座 貴昭 (1分14秒544)
- 2位 宮城 聡 (1分15秒404)
- 3位 糸洲 昌子 (1分17秒150)
- 4位 玉城 舞子
もはや誰にも止められないのか?勝者はこの人與座選手。シリーズチャンプも手中に収め、敵無しの状態。連続チャンプも期待して良いだろう。2位の宮城選手は波に乗れず今シーズン3位、ぜひ與座選手を脅かして欲しいものだ。そして3位の糸洲選手。タイムに差がありはするが、実力は確かなもの。攻める姿勢を常に崩さず、限界を求め走るその姿は観る者を惹かれさせる。ダイレクトな走りを見せてくれるこのクラス。来シーズンへも期待を寄せていいだろう。
R4WDクラス
- 優勝 崎山 太一 (1分12秒279)
- 2位 石原 昌行 (1分13秒598)
- 3位 諸見里 ダニエル (1分14秒390)
- 4位 石原 俊
とうとうシリーズチャンプが最終戦へと持ち越された。激戦を繰り広げ、見事優勝を勝ち取ったのは崎山選手。しかし、当のマシンはトラブルに見舞われ急遽レンタルマシンで参戦。ミスのない完璧な走りで12秒代というタイムを叩き出した。2位は石原選手。チャンプ獲得を目指していたが、最終ターンでパイロンタッチ。悔しい思いをしてしまった。ただ、攻めて行ったその姿勢は、さすがである。3位の諸見里選手は上位2人に惜しくも届かなかったが、来シーズンへの想いは強い。上位を目指し、常に先を見据える眼光はとても鋭い。ますます激しくなる激戦。来シーズンは更に盛り上がること間違いナシだ。