2014 第七戦|OKINAWA EXCITING GYMKHANA
コース紹介
今回のコース作成者は全日本SA3クラスで活躍中のトップドライバー津川信次選手。これまで最も少ないと思われる8本のみのパイロンをハイスピードで駆け回るロングコース。同じ個所を行ったり来たりするのでしっかりと脳裏に焼き付けておかないとミスコースに終わってしまう。スピードが乗るコーナーが多く一件ハイパワー車有利かと思われたが、高い進入速度と自由なライン取りのため、コーナリング向けのセッティングと運転技術が要求される。また、ゴール前には奇抜なフリーターンを設定し、ハイスピード勝負だけでなくテクニカル要素も加わった最後に明暗が分かれるコース。高江選手のコメントでは「沖縄の人は細かいパイロンワークは上手だが、速いコーナリングには慣れてないので津川さんはそこを重視して欲しいと言われました。」との事。今後、本土に挑戦するドライバーを期待して、育成を込めたレイアウトと思わる。
チャレンジクラス
- 優勝 エリック・キセーラ (1’33”318)
- 2位 知花 圭太 (1’35”002)
- 3位 金城 功 (1’35”958)
- 4位 城間 久志
- 5位 城間 元
エリック祭り!驚異の最短出場で外国人2人目の卒業決定どんなコースでも縦横無尽に走るロードスターエリック選手、見ている方も「こんなラインあり!?」と思うほど大胆な走り。練習走行ではロングコースに戸惑うものの、思いっきりの良い走りを抑える気配はない。アタック1本目ではコースも熟知したのか、いつも通りの大胆な走りでトップに4秒以上の差をつける。彼がどんなコースにも翻弄されることなく、自分の走りに徹しているのかが分かるタイムであった。これに他の選手も刺激を受け、ようやくスイッチが入ったが、せいぜい2秒落ちがやっと。1位エリック選手、2位インテグラ知花選手、3位シティ金城選手の順となった。ちなみに2位の知花選手も今回で30ポイントオーバーとなり卒業となった。
RRD1クラス
- 優勝 島袋 弘明
苦戦続きの前年度チャンプがついに王手!3月以降、優勝から遠ざかっていたロードスター島袋選手が久々の優勝。今回は練習走行から安定した走りで頭一つ抜け出していた。しかし、誰が勝ってもおかしくないクラス、勝率で並ぶレビン高安選手を筆頭に、ロードスター軍団川上選手と長嶺選手が逆転優勝を狙う展開。期待の高まるアタック2本目にまさかの小雨がポツポツと降りだした!12台の多さが逆に裏目に出てしまい、後半選手は全員タイムダウン。そのまま島袋選手が逃げ切り優勝、運も味方につけてシリーズチャンプに王手をかけた。2位川上選手、3位長嶺選手の順となった。ここにきて5人のチャンプ候補が一気に島袋選手優勢となった。
RRD2クラス
- 優勝 長濱 真也 (1’32”472)
- 2位 川上 雅史 (1’33”259)
- 3位 長嶺 将次 (1’34”208)
- 4位 高安 司
- 5位 松本 幸礼
喜友名選手の余裕か!?長濱選手が美味しい3勝目をゲット ?先月、シルビア長濱選手の連勝をストップしたRX-7喜友名選手がまさかのオープンクラスにエントリー。実は9月の全日本選手権に向けてRX-7を本土に輸送したのであった。これは他の選手チャンスか、アタック1本目ではトップの長濱選手に0.3秒差でMR2津田選手が喰らい付いている。練習走行でも速いタイムを叩き出していた津田選手であったが、今季初優勝を狙った渾身のアタック2本目は無情にも小雨が降り続いていた。逆転はほぼ皆無でも絶対にあきらめない津田選手だったが、なんとミスコースで終了。あっけない幕切れだった。3番手に居た前チャンプのMR2登川選手も雨にて撃沈。長濱の3勝目が確定した。勝率が並んだ長濱選手と喜友名選手のシリーズ争いは最終戦までもつれ込む気配である。
RFFクラス
- 優勝 神里 義嗣 (1’31”065)
- 2位 津田 隆史 (1’31”367)
- 3位 登川 和宏 (1’33”193)
- 4位 山入端 刀己
神里選手ニューマシンでシェイクダウン開始!全日本参戦に向けてマシン制作中の神里選手がついにニューマシンで登場した。車両はEK4シビック。その神里選手、練習走行から安定したタイムでトップを独走。3本とも0.4秒差以内でしかも他を圧倒する勝利であった。2位には借り物インテグラの崎山選手が慣れないマシンながらも常連組を打ち破った。3位にはインテグラ宮城選手が暴れるリヤを抑えながらもアグレッシブに攻めていた。神里選手は9月に九州で開催される全日本ジムカーナ選手権に向けて更にマシンを進化させる予定。仙台に引き続き九州での活躍が期待される。
4WDクラス
- 優勝 諸見里 ダニエル (1’30”856)
- 2位 崎山 太一 (1’33”417)
- 3位 宮城 聡 (1’35”033)
- 4位 玻名城 守人
- 5位 阿利 紀和
長いトンネルを抜けて、ついに諸見里選手が初優勝!ついにインプレッサ諸見里選手がやってのけた!自身初のクラス優勝&総合優勝。今回はエボ大城選手のマシンでWエントリーの予定だったが練習走行でトラブル?発生。急遽自身のインプレッサに乗り換えアタック1本目開始、最後のフリーターンでは4駆とは思えない華麗な右ターンを披露。これに対し、ターンを得意とするエボ石原選手は左ターンを選択するがタイムアップならず。諸見里選手はアタック2本目も更に走りを詰めてタイムアップし完全優勝を果たした。3位には普段パイロンタッチの多いエボ島津選手が今回はパイロンが少なかったせいか?ノータッチで入賞した。
OPENクラス
- 優勝 喜友名 禎 (1’29”269)
- 2位 石原 昌行 (1’31”149)
- 3位 島津 直樹 (1’35”759)
- 4位 宮平 真人
- 5位 上原 克洋
全日本を想定し喜友名選手が乱入!今回はRRD2クラスでシリーズ争い中の喜友名選手が借り物MR2でエントリー。RRD2クラスでの優勝争いよりも全日本戦でのSタイヤ装着での慣れを優先したということだろう。そんな喜友名選手、練習走行はミスコースし、アタック1本目もロードスター高江選手に0.3秒のビハインドで暫定2位。アタック2本目は小雨により高江選手の逃げ切りかと思われたが、何と1.5秒のタイムアップを果たしトップに浮上。続くCR-X比嘉選手も雨のSタイヤを巧く使い、高江選手をかわして喜友名選手の0.3秒落ちの暫定2位。ラジアルタイヤでエントリーした高江選手、やはり無謀かと思われたがそこは全日本ドライバー。路面状況は良いとは言えない中、Sタイヤ勢に割って入る2位を獲得。次回からは高江選手にはラジアル縛りのルールを導入するとかしないとか?(笑)