前衛的スタイリングのスポーツカー
TVRはレーサー兼メカニックであったトレバー・ウィルキンソンが戦後に興したバックヤードビルダーであった。ユニークなスタイリングとスパルタンな性能のTVR社製スポーツカーは一部のマニアから熱狂をもって迎えられ、着実にその規模を大きくしていく。転機はアメリカ市場をとらえたことに始まった。V8エンジンを積むスポーツカーはここでもファンを獲得。その後フォードV6やローバーV8を積むSシリーズでスポーツカーメーカーTVRの名は世界の知れるところとなった。1990(H2)年に登場した名作グリフィスがTVRを自動車メーカーとして歩ませる第一歩に。1993(H5)年には自社製エンジンを開発。グリフィスに加えてキミーラというモデルも誕生。いずれもスパルタンさが売りの硬派なオープンスポーツカーであった。現在は2シーターのタスカン、2+2(といってもほとんど座れない)サーブラウ、そしてコンパクトな新型スポーツ・タモーラをラインナップする。前衛的なスタイリングのインテリアデザインも魅力だ。(1994.4)
基本スペック
全長
3.89m
ホイールベース
2.28m
全高
1.21m
全幅
-m
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