ピッコロとは呼べないほどボディが大型化
1999(H11)年に日本導入が始まったフェラーリのエントリーモデル。V8エンジンをミッドに積む本格スポーツカーである。F355までのモデルとは全く異なる、オールニューモデルだ。360という名前は搭載するV8ユニットの排気量、すなわち3.6Lを表すものだ。V8を積むフェラーリのことを12気筒を積むフェラーリと区別をしてピッコロフェラーリ(小さなフェラーリ)と呼ぶ習わしがあるが、この360シリーズはそう呼ぶのが憚れるほど大きくなった。ボディディメンジョンはかのテスタロッサ並みに大きくなっており、その性能も段違いに向上しているからだ。全体のデザインはフェラーリの定石通りピニンファリーナが担当。大型化された理由は主に衝突安全性能の向上にあった。400psを発生するV8エンジンには6MTもしくは、F1マチック(セミオートマ)を組み合わせる。人気は誰でも乗りこなせるF1マチック車。クーペボデイをモデナ、電動オープンモデルをスパイダーと呼ぶ。(1999.3)
基本スペック
全長
4.48m〜4.49m
ホイールベース
2.6m
全高
1.2m〜1.22m
全幅
1.92m〜1.93m
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グレードごとに違いのある項目(◯:標準装備 △:オプション装備 -:選択不可、またはディーラーオプション)
全長×全幅×全高 |
車両総重量 |
タイヤサイズ |
最高出力 |
最大トルク 回転数 |
ミッション |
高性能ブレーキ |
マニュアルモード |
3.6 | F1 | チャレンジストラダーレ |
4.49m×1.93m×1.22m | 4.49m×1.93m×1.22m | 4.48m×1.92m×1.2m |
1430kg | 1450kg | 1280kg |
前:215/45ZR18 後:275/40ZR18 | 前:215/45ZR18 後:275/40ZR18 | 前: 後: |
400ps | 400ps | 425ps |
372(38) n・m(kg・m) 4750rpm | 372(38) n・m(kg・m) 4750rpm | 373(38) n・m(kg・m) 4750rpm |
6MT | 6AT | 6MT |
ー | ー | ◯ |
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