新サスペンションを採用したシトロエンの上級車
ベルトーネによるウエッジシェイプドデザインはアッパーミドルセグメントにおいては際立って異端的だ。シトロエン=個性的なクルマという認識は、フランスVIP御用達のこのクルマでも十二分に当てはまるだろう。メカニズム的には、ハイドロニューマチックに電子制御を加えたハイドラクティブサスペンションを採用したのがニュースだった。これは、センサーがステアリングの舵角や速度、車速、スロットル開度、ブレーキ圧などの情報を感知し、コンピュータが解析することで、車両状態に応じて意図的にハイドロのサスペンションレートを変えるもの。マニュアルモードも付いている。日本に導入されたパワーユニットは3LのV6のみ。モデルライフ途中の1996年にはプジョーと共同開発した新世代ユニットへと変更されている。またこの際、ハイドラクティブサスも第2世代へと進化した。その非凡なスタイリングと秀逸な乗り心地、そして広大な室内とラゲージルームが魅力のXM。ワゴンモデルのブレークも選べた。(1992.12)
基本スペック
全長
4.97m
ホイールベース
2.85m
全高
1.47m
全幅
1.8m
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マイナーチェンジ一覧
1998年11月〜2002年03月生産モデル | ▼ 見る |
1998年01月〜1998年10月生産モデル 新エンジン搭載と安全性向上 搭載エンジンが、新開発の3.0LV6DOHC24バルブユニットに変更された。これは、セダン同様最高出力190ps(20ps向上)、最大トルク27.7kgm(3.2kgm向上)したもので、やはり2000rpmから最大トルクの88%を発生する。トランスミッションも同様に、新開発の3モード電子制御4速オートマチックへと変更された。また、側面からの衝撃に対応するサイドエアバッグが新たに標準装備され、安全性が向上している。(1998.1) | ▼ 見る |
1994年10月〜1997年12月生産モデル 安全性を向上 セダンと同様、ブレークもマイナーチェンジを受けた。セダンに与えられた新しいフロントマスクとダッシュボードは、ブレークには与えられず従来の意匠が踏襲された。電子点火式パイロテクニック・シートベルト・プリテンショナーが運転席と助手席に装備され、安全性も向上、また、エアコンの冷媒がR134aへと変更されている。(1994.10) | ▼ 見る |
1992年12月〜1994年09月生産モデル 新サスペンションを採用したシトロエンの上級車 ベルトーネによるウエッジシェイプドデザインはアッパーミドルセグメントにおいては際立って異端的だ。シトロエン=個性的なクルマという認識は、フランスVIP御用達のこのクルマでも十二分に当てはまるだろう。メカニズム的には、ハイドロニューマチックに電子制御を加えたハイドラクティブサスペンションを採用したのがニュースだった。これは、センサーがステアリングの舵角や速度、車速、スロットル開度、ブレーキ圧などの情報を感知し、コンピュータが解析することで、車両状態に応じて意図的にハイドロのサスペンションレートを変えるもの。マニュアルモードも付いている。日本に導入されたパワーユニットは3LのV6のみ。モデルライフ途中の1996年にはプジョーと共同開発した新世代ユニットへと変更されている。またこの際、ハイドラクティブサスも第2世代へと進化した。その非凡なスタイリングと秀逸な乗り心地、そして広大な室内とラゲージルームが魅力のXM。ワゴンモデルのブレークも選べた。(1992.12) | ▼ 見る |